第13回PIASセミナーを開催します
先端研究院(PIAS)では、先端研究院の最新研究成果を学内外に紹介し、愛媛大学内の共同研究や学外産学連携、自治体連携の契機作り、また、学外一般へのアウトリーチを目的とした、PIASセミナーを開催しています。
本セミナーは、研究者以外の方にも分かりやすく説明することを心がけています。どなたさまも、ぜひお気軽にご参加ください。
2026年6月3日(水) 16:00 – 16:30
ZOOMを用いたオンラインセミナー
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山中聡士 特定助教
プロテオサイエンスセンター
次世代創薬技術「標的タンパク質分解」を加速
愛媛大学先端研究院プロテオサイエンスセンターの山中聡士特定助教、澤崎達也教授、徳島大学先端酵素学研究所の小迫英尊教授らの研究グループは、細胞内のタンパク質分解機構に関わるDCAF(DDB1- and CUL4-associated factor)ファミリーの機能を網羅的に解析し、各DCAFが関与するタンパク質相互作用ネットワーク(インタラクトーム)を体系的に明らかにしました。
本研究では、研究グループが開発した近接タンパク質標識技術「AirID」を用いた大規模プロテオミクス解析により、約60種類のDCAFタンパク質の周囲に存在するタンパク質群を細胞内で網羅的に同定しました。さらに、生化学的解析および細胞生物学的解析を統合することで、標的タンパク質分解薬の開発に適したDCAFを提案しました。本研究成果は、近年注目されている創薬戦略「標的タンパク質分解(Targeted Protein Degradation: TPD)」を加速するための研究基盤となるものであり、次世代創薬アプローチの可能性を大きく広げる成果です。
本研究成果は、2026年4月3日付で米国科学誌「Molecular Cell」に掲載されました。
