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イベント

第2回PIASセミナーを開催します

先端研究院(PIAS)では、先端研究院の最新研究成果を学内外に紹介し、愛媛大学内の共同研究や学外産学連携、自治体連携の契機作り、また、学外一般へのアウトリーチを目的とした、PIASセミナーを開催しています。
本セミナーは、研究者以外の方にも分かりやすく説明することを心がけています。どなたさまも、ぜひお気軽にご参加ください。

日時

2025年7月2日(水) 16:00 – 16:30

場所

ZOOMを用いたオンラインセミナー

参加方法

学内の方:EU_BBSのご案内メールにログイン情報が記載されております。
学外の方:以下参加登録フォームよりお申し込みください。折り返しログイン方法をお知らせします。
https://forms.office.com/r/8yiqGgJukn

講演者

郭 新宇 教授
沿岸環境科学研究センター・センター長

タイトル

3万年前の黒潮は今よりも速かったらしい
それでも丸木舟は琉球の海を渡ることができた
-ホモ・サピエンスはどうやって日本列島へ到達したのか-

要旨

「3万年前の航海徹底再現プロジェクト」(国立科学博物館・国立台湾史前文化博物館)において2019年に行った実験航海により、丸木舟を熟達の技で漕げば、黒潮の海を横断して台湾から与那国島へ渡れることが証明されました。
さらに高精度海洋モデルを使った数理シミュレーションにより、黒潮が速かった3万年前頃の海においても、丸木舟は台湾から与那国島へたどりつけることが示されました。ただし旧石器人(旧石器時代人)が黒潮の存在を認識し、その流れに対抗する適切な航海戦略を持っていることが必要条件です。
3万年以上前の旧石器人による琉球列島への渡来は、舟とそれを漕ぐ技術に加え、戦略的挑戦の下に達成されたと言えます。
これらの研究成果は、2025年6月に、国際科学誌「Science Advances」に掲載されました。

お問い合わせ

愛媛大学 先端研究院 先端研究高度支援
E-mail: pias_adm -at- stu.ehime-u.ac.jp

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